レシピ 薬膳

『小豆茶』むくみ解消・デトックス効果・薬膳。初めてなのに懐かしい味。レシピ付き

 

小豆を食べたくて何となく乾燥小豆を購入していました。

あんこにして餅と食べようと思っていたのですが、ひょんなことから『小豆茶』というのを見つけ、作ってみることにしました。

きっかけは友人えっちゃんの一言から…。

スープジャーの話をしていたら『夜に生米をセットして朝にお粥になるって薬膳のことを書いてる人がツイートしてたよ!』と教えてくれたのです。

ふむ、それは心惹かれる…といろいろ調べてるうちに『小豆茶』に到達。

*スープジャーの話はまたの機会に記事にいたします(^^)

 

 

小豆茶の作り方【15杯分】

材料: 小豆1/2カップ・水 適宜

作り方

1. 下ごしらえ: 小豆を3倍ほどの水に一晩つける(夏場は冷蔵庫で丸一日)→2倍くらいの大きさにふくらみます。

小豆を浸水

 

2. オーブンを150℃に予熱する。

ザルにあげて水を切ったらキッチンペーパーで水気を拭き取る。

水に浸した小豆

 

3. オーブンシートを敷いた天板に拡げて、150℃で40分焼く。

ローストした小豆

いい匂い!

4.黒っぽくなり乾燥したら出来上がり。

 

※ずっとコンロ前にいる時間がないのでオーブンで作りましたが、油を使わずにフライパンで炒るのも良いかと思います。

無心で炒ってると段々と香りが立ち、幸せな気分になる…はず。

 

♢小豆茶の飲み方

大さじ山盛り1杯を300ccくらいの水にいれ、沸騰したら弱火で5分くらい煮出す。

または、保温ポットに小豆茶を入れて熱湯を注ぎ、30〜60分おく。

 

私は小さい水筒に小豆茶と熱湯を入れて放置しました。

水筒と小豆茶

早く飲みたくて30分後に試飲。

香ばしくて懐かしい味がしました。

すぐになくなったので、私は二番煎じ三番煎じまで。

 

☀︎飲み終わった後の小豆は保存容器に入れて冷蔵庫へ。

小豆茶

何回か分の量がたまったら、ご飯と一緒に炊きます。

小豆ご飯

美味しい!でも、ちょっと硬い小豆があったので、そこは改良せねばなりません。

 

小豆のスゴイところ

小豆の成分がいろんな症状に効くらしいです。

東洋医学、マクロビオティック、薬膳など、がっつり入り込むのは大変そう…でも、分かりやすく書いてある本や詳しい友達に話を聞くとストンと入ってくるものがあります。

ネットの記事で見つけたマクロビオティックの観点から書かれた小豆のもつ成分と効能をいくつか…読んでるうちに効いてくるような気がするのが不思議。

ざっくり書くと【腎臓関係に良い】らしい。

詳しく書くと…

豊富な食物繊維

ごぼうの3倍とも言われる食物繊維があり、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維がバランス良く含まれる。腸内をきれいにして酵素を活性化するので、便秘などにも効果的。

ビタミンB群

糖の代謝をサポートするビタミンB1は、脳へのエネルギー不足を解消し、精神的な安定を助ける働きがある。またビタミンB2は肌荒れや髪にも良いとされる。但しB1、B2ともに水溶性のため、煮汁も一緒にとると効果的とされる。

外皮に含まれるサポニン

抗酸化作用、中性脂肪低下の働きがあり、腸のぜん動運動を促す。

豊富なカリウム

余分な塩分、水分を排出させるため、古くから利尿剤としても利用される。むくみの解消や膀胱炎症状の改善の効果がある。

抗酸化作用のあるポリフェノール

小豆のポリフェノール含有量は豆類の中でも特に高い。

子宮や女性ホルモンにも良い

昔、太陰暦でいう1日(新月)と15日(満月)の月に2回小豆ご飯を食べる習慣があったのは、月のリズムが影響する女性ホルモンのバランスを整える意味もあった。また子宮の汚血を洗うという小豆には、ホルモン活性化に有効な亜鉛が含まれている。

 

『便秘解消』『美肌』『美髪』『抗酸化作用』『中性脂肪低下』『むくみ解消』『ホルモン活性化』

これはスゴイ効果です。

耳のトラブルは腎臓が弱ったら出てくるらしいので、疲れた時に耳が詰まったような感覚になる人にも良いようです。

 

そういえば

15.6年前、自然食品店の一部をお借りして仕事をしていた頃。

店主の人は女性で私よりひとまわり年上。

体調が悪い時は「小豆は腎臓に良く、女性の薬」と言って、あずきを炊いた煮汁を水筒に入れてお茶代わりに飲んではりました。

その頃にはピンときてなかった私も同じくらいの年齢になり、小豆茶に行き当たって思い出しました。

私は体調を崩しかけたら膀胱炎の予兆が出ます。

お茶を沢山飲んでると回復するので病院のお世話になることはなくなりましたが、小豆茶のことを調べていると膀胱炎にも良さげ。

このことをおっしゃってたのか!と今さらながら感動しました。

これは良い!と思って友達に話したりしてたら「そういえば、おばあちゃんは小豆ご飯を毎月決まった日に食べてたわ」と言う人や、「昔の人は1日と15日に小豆ご飯を食べてたんよなあ」と話してくれる人がいて、先人の知恵やなあとしみじみしました。

 

*あずきが良いなら「あんこ」を好きな私はラッキーと嬉しい笑顔を見せてくれた友達が何人か…。

残念ながら『砂糖』はせっかくの効能を低下させてしまいます。

絶対にダメではないけれど、それはやはりハレの日のお楽しみにして普段はお茶にして飲みましょう(^^)

私も【小豆茶】続けようと思います。

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