伊丹十三の本にハマっていた時期がありました。
あれは20代前半。何を思って手にとったのか…映画が流行ってた。マルサの女とかね。
軽妙な語り口でのいろんな話。特に料理の話は食べてみたくなるものばかりでした。
それもそのはず、お酒をがっつりたしなみ始めた私にぴったりの酒肴がズラリ。
結婚前の実家でも作り、結婚後も作っている『マイクルのキャベツ』です。
私が「マイクルのキャベツ」と名付けている料理がある。これはマイクルという中国人からならった、およそこれ以上簡単な中国料理はないと思われるくらい簡単な料理である。そうだねえ、まず五分でできてしまう。
この文章を読んですぐに作った私は若い頃から喰い意地がはっていたんやな。
他にもこの本に掲載されているスパゲティやスープ、さらに黒豆のレシピも試してみたものです。
マイクルのキャベツ
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1キャベツを大まかにぶつぶつと切る
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2中華鍋を強火にかけ、サラダ油(あればラード)をなじませる
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3刻んだニンニクと塩ひとつまみ
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4キャベツと黒胡椒
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5サッと混ぜて砂糖と少量の水を入れる
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6フタをして押さえること1分
出来上がり!
大量のキャベツがあっという間になくなるので冷蔵庫に使い切りたいキャベツが眠ってる時も是非お試しください。
アンチョビを足したり、カレー粉入れたり、味変もたまには良いです。が、結局は最初の味に戻るかなあ。