実父のことを書いた一番近い日付は4月の初めでした。
あれからハヤ2ヶ月…未だ入院しております。
ここらで一旦まとめる為に今年の初めからのことを思い出しながら書いていこうと思います。
父の骨折日記
・2021年1月 胸椎12番 圧迫骨折(軽傷)
2020年末から腰が痛いと言っており、年明けにかかりつけ医の勧めで外科病院へ入院。
検査したら骨の上下が損傷していた。
絶対安静からのリハビリで回復、痛みが軽減したので3週間後に退院。
・2021年2月 胸椎12番 圧迫骨折(完全に骨折)
1月の最終日に退院した後。持病のための大病院へ行ったり、デイサービスも復活。
それもつかの間、また痛くなってかかりつけ医に相談→外科病院へ入院。
退院10日後のことでした。損傷していた胸椎12番が完全につぶれています、とのこと。
そこからまた安静→リハビリで1ヶ月ほど経ってからマシになったので退院日を決めた。のに
・2021年 3月 腰椎1番・2番 圧迫骨折
どうしたものか入院中に再度の骨折。
「フリダシに戻りましたね」と医師から言われ…リハビリを再開。
父はリハビリを頑張り、4月末に退院を促されたものの、一人暮らしするには不安。
病院のソーシャルワーカーに相談したところ、介護老人施設(老健)を勧められるも、本人が難色を示す。んー
困った私は自分の自宅近くの病院に相談。そこは以前に父の脊椎を診ていただいたりしていた総合病院。
包括ケア病床に空きがあります、と言っていただき移動を決意。それが5月の初め。
・2021年5月 腰椎5番圧迫骨折(軽傷)
転院をしてから、父はまたリハビリを頑張りました。
そして、5月の終わり頃に再度の圧迫骨折。
痛みが軽減して油断したのか、コルセットを外したタイミングでやってしもた模様。
*現在は骨折部位も少しずつ回復してリハビリを頑張ってる状況です。
友人から聞いていた「一度折れたら、また折れるよ」が本当に身に染みてきました。
介護というもの
私や妹がしているのは世間でいう『介護』というものまでには至らない『プレ介護』とでも言いましょうか…
自宅でがっつり介護されてる方々は「介護」という言葉を使うなようと思うかもしれません。
病状説明を聞く為に病院へ行ったり、肌着の着替えを取りに行ったり洗濯して持って行ったり…これは年齢に関係なく家族・親族が入院したらやります。私も2年前に手術した時は夫や娘、友人が行き来してくれました。
私自身の病気の時には聞かなかったワードが出てきて、それが介護〜とついてることで、ここから介護が始まるのだなと実感したように思います。
言葉としては知っていたけど、人には上手に説明できなかったワードを覚書きしておきたいと思います。
今ごろ知ったのね〜と思われるかもしれませんが、こんなものです。介護をしている友人から話を聞いてても自分の番がきたらオタオタしました。
同じように親の介護が始まりかけてきた友人には私の経験を話して心の準備をするお手伝いができたら良いなと思い、拡散してしています。
私も介護中の友人から便利な小道具を教えてもろたり、ケアマネージャーとのつきあい方を教えてもらったり助けてもろてます。
父のプレ介護が始まってから覚えた言葉
地域包括支援センター
調べてみたら『地域包括支援センターとは、介護・医療・保健・福祉などの側面から高齢者を支える「総合相談窓口」です』と書いてあります。
叔母など経験のある人に聞いたら「包括」と略して言うてました。
でも、具体的にどこへ行って良いのか分からず…ネットなどで調べました。
役所へ行くなり、電話をかけたりすると教えてくれるのかしら?
とりあえず、該当地区と地域包括支援センターで検索すると実家の近くにありました。
本来なら電話して予約して…となるのでしょうが、時間がある時に一気にしてしまいたいと思い、実家に用事があった時についでに寄りました。
突然に行ったのですが、とても丁寧に対応してくださり、いろいろと情報を得ることができました。
父が骨折する以前に行っておいて良かったと今になって思います。これは骨折とかしてからだと時間を取られて疲労が上乗せされたと思います。
同居または近くに住んでいて、ご近所さんなどと面識が有れば情報を集める事ができたかもしれまん。
が!本人である父が「ワシはまだそんなん必要ない」などと、何の根拠もなく言うてたのです。
なので内緒で行ってきました。
親が75〜80歳くらいになったら独居ではなくても、一度行っておくと何かあった時にとても心強いんやろなと思いました。
曖昧にしか知らなかった【要支援】【要介護】などの意味や費用面についても教えてもらえました。
これは圧迫骨折で入院するよりはかなり前の、内科の病気になった時の話です。
地域包括ケア病床
「地域包括ケア病床」この言葉は父が骨折で入院してから初めて知りました。
調べてみると『入院治療後、病状が安定した患者に対して、リハビリや退院支援など、効率的かつ密度の高い医療を提供する為に、厳しい施設基準をクリアし、国から許可を受けた「在宅復帰支援の為の病床」です』とあります。
具体的には
- 経過観察が必要になる方
- 在宅復帰へ向けて積極的なリハビリが必要な方
- 在宅での療養準備が必要な方の為の病床
*該当病床に入室後、最長60日以内での退院が原則となります
ということらしい。
これは、病院のホームページなどをちゃんと見ると書いてありました。
が、最初に入院した病院の医師やソーシャルワーカーの説明では、まーーーーったく意味が分かりませんでした。
勉強不足な自分が悪いのですが、言われるままに動くのではなく知らない言葉が出てきたらすぐに調べて、ちゃんと質問などをした方がいいと痛感しました。
高齢で独居の親が病気になったり、骨折などの入院をしたら次にどんなミッションが待っているのかを下調べして準備しておく重要さを感じています。
介護老人施設(老健)
これまた日常で耳にするものの、ちゃんとした定義を理解できていない言葉でした。
老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅との違いなども知らない状態です。
調べました。
『介護老人保健施設(老健)は、長期入院をしていた方が、退院して家庭に戻るまでの間に利用されることの多い施設です。
特別養護老人ホームなどと同様に、介護保険が適用される公的な施設です。
入所中は介護・看護といったサービスに加えて、医師のサポートを受けられます。
また理学療法士や作業療法士など、リハビリを行うスタッフが常勤しています』
ここまではなんとなく思い描いてた感じ。
知らなかったのは【老健は基本的に3〜6ヶ月しか利用できません】というところ。
私の頭の中では有料老人ホームとごちゃごちゃになってた感じです。
今回、骨折した部分が回復して「退院できます」となったものの、自宅で生活するには不安…となった時に医療ソーシャルワーカーから「老健どうですか?」提案されて調べました。
ケアマネージャーさんにもいろいろと教えてもらい、結果的には実家から離れるものの私が通いやすい病院に移動となりました。
今回はたまたまこんな感じでしたが、退院出来てもきっとまた折ると思うので、その時も悩みながら決めていく事になると思います。
癒やしのリス