座禅草(ザゼンソウ)の花を見てきました。
自分で発熱する植物ってすごい。20〜23℃くらいになって、周りの雪を溶かし匂いをだして、湿地の虫を集めるのだそうです。
・里芋(さといも)科。
・学名
Symplocarpus renifolius
Symplocarpus :
ザゼンソウ属
renifolius :
肝臓形の葉のSymplocarpus
(シンプロカーパス)は、ギリシャ語の「symploce(結合)+ carpos(果実)」が語源。
・春、湿地で開花。
・花は、茶色の大きな仏焔苞(ぶつえんほう)の中にあり、仏炎苞を「仏像の光背」としてそのなかにある花を「座禅を組んだ”達磨大師”」に見立てた。よって「座禅草」。
・花のあと、脇にある葉っぱがどんどん伸びてくる。
・悪臭がある
・別名
「達磨草(だるまそう)」
20年くらい前に尾瀬ヶ原で見たような気がする花で記憶の底に眠ってました。
新聞の記事で「座禅草が見頃です」というのを見つけて思い出し、滋賀県にも群生地があるんや!と嬉しくなって、お出かけ。
京都駅から1時間弱、高島市に群生地はありました。住宅地の中に竹林があって守られてる感じでした。
懐かしい車両の電車。座席が直立で狭いけど嫌じゃない。
近江今津駅から、ゆっくり歩いて30分
説明の看板がありました。
そして、雪の中に座禅草が!
日当たりの良いところは雪が溶けていましたが、それ以外のところは雪の中から顔を出して周りを溶かしています。
近づいてみたけど悪臭といわれるニオイは分かりませんでした。
花の説明看板もありました。見れば見るほど面白い花です。
小さなものから大きなものまで沢山咲いてました。横から出てきてる緑の葉っぱはなるほどサトイモの葉の形。
群生地までの道中、商店街を通ったら琵琶湖の幸を売っているお店がありました。お弁当は持ってたけど、ついつい買っちゃった。
わかさぎの天ぷら・南蛮漬け・うなぎきも煮。
これまた道中にあった大きな公園。ザゼンソウを堪能した後に片隅の東屋のようなところでお弁当と共に美味しくいただきました。
時々、春のような暖かさになるけれど、まだ2月雪の残る滋賀県を楽しんだ1日でした。
帰りにもう一度、川魚のお店に寄り、鮎の稚魚ひうを(氷魚)の釜揚げと生鮎を購入しました。写真を撮り忘れたのですが、来年も買いに行きたい美味しさでした。
*ひうを(氷魚)
琵琶湖には、冬だけにとれる特産品があります。それが、氷魚(ひうお)。鮎の稚魚で、大きさは3~6cmくらい。体が氷のように透き通っているため、「氷魚」と呼ばれています。
氷魚は、釜揚げにするのが一般的。「しらす」のように熱を加えると白くなり、身はしっとりしていて、舌触りは滑らか。そこはかとなく鮎とわかる繊細な味わいは、琵琶湖の冬の味覚として愛されています。釜揚げのほかにも、かき揚げや佃煮などでも食されています。
氷魚が主に水揚げされるのは、12月から3月頃まで。透き通っている氷魚は、やがてウロコができ、体型も変化し、5月頃には小鮎(コアユ)と呼ばれるようになります。